きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

33. 2019年春場所4日目を勝手に語る

今場所初の上位陣安泰。

また注目の貴景勝は連敗せず。

まずその貴景勝だが、初日、2日目と比較するとやや動きは硬かった。

途中攻め切れず引いてしまったが、何とか思い直して再び突き放し、最後は『決める叩き』で勝負をつけた。

万全な内容ではないにしろ、『待った』により集中力を切らすことなく、連敗しなかったことが何よりだろう。

一方、もう一人の関脇 玉鷲は苦手 御嶽海に敗れ3連敗。

合い口があるにしろ、一方的な内容であり、やはり足が出ていない。

僅かながら囁かれていた今場所の大関昇進はないだろう。

まずはきっかけを掴み、修正していきたいところ。

御嶽海は完勝である。
両関脇を降し、現状の番付は下でも、両力士より地力があることを証明している。

このまま突っ走りたいところだが、何度も記載するようにスタミナが問題である。

上位陣、まず横綱から。

白鵬は今場所初めて下がる内容だったが、土俵際はまだ余裕が感じられた。

とはいえ、ここ数場所の白鵬は離れる展開から引いて呼び込む場面が目立つ。

並の力士とは異なるため、それでも白星に結びつけるあたりは流石の一言だが、対戦相手としてはそこに付け入ることが勝利へのポイントだろう。

昨日期待の一番に挙げた割だったが、大栄翔としては大健闘だし、本当に力をつけてきていると感じさせた。

昨日も記載したが、大勝するタイプではないにしろ、もはやノーマークには出来ない存在となった。

鶴竜はかつての苦手 妙義龍に攻め込まれたが、白鵬同様余裕が感じられた。

白星を積み重ね、少しずつだが地に足がついてきたか。

とにかく悪手である『引き・叩き』を見せず、白星を積み重ねることが重要だろう。

大関陣も揃って白星。

高安は連敗せず、遠藤を冷静に捌いた。

逆に遠藤の状態が気掛かりである。

同部屋の大栄翔が元気なだけに余計そう感じる。

今場所は明らかに『パワー不足』である。

元々パワーはあまりなく、一気に押されることも多いが、今場所はそれが特に顕著である。

上位相手だからそうなのか、それとも自身の状態が問題なのかは不明だが。

今場所はとにかく『影が薄い』。

上位で最も目立っていないし、特に期待もされていないように感じる。

新たな若手の台頭にすっかり呑まれてしまっている印象である。

前さばきだけならば、その旨さは白鵬クラスと私は思っている。

何とか一矢報いてほしいところ。

豪栄道は身体が動くことを証明できている一番とも言える。

正直、上手の位置はやや深いが、うまく体を開いて上手投げを決めた。

本日は張り差しも見られず、まともな立ち合いだったため、このまま余計なことをせず立ち合いに集中してほしいところ。

栃ノ心は連敗を止めて星を五分に戻した。

錦木相手ならばしっかり四つに組むことができるという自信はあっただろう。

上手が深く攻めも雑だが、角番脱出には白星を積み重ねる他ならない。

白星先行で序盤を終えたいところ。

明日の注目は
鶴竜ー大栄翔』だろう。

今場所の大栄翔の内容をみて、油断することはないと思うが、鶴竜としては絶対に引いてはならない。

逆に大栄翔としては引かせたいところである。

また
貴景勝玉鷲』の関脇同士の対戦
『御嶽海ー北勝富士』の同期生対決も注目である。

貴景勝、御嶽海としては、ここで落とすわけにはいかない。

むしろ格の違いを見せつけてほしいところである。

先場所の覇者 玉鷲としても連敗を止めたいところだが、今場所の内容ではやや厳しいか。

明日で序盤戦が終了する。

どのような展開で中盤戦を迎えるだろうか。