稀勢の里が初日から連敗した。
ある程度想定内と言える。
昨年秋場所から不戦敗も含めれば8連敗である。
私自身先場所4連敗した時点で、引退表明をしても驚きはしないし、不思議ではないと思っていた。
結果がそのように示しているのだから。
内容云々ではない。
求められているのは結果のみだ。
だから翌日の『休場』に対して本当に腹が立った。
この連敗にどこかホッとしている自分がいる。
もう弁解の余地はない。
誰が見ても明らかである。
稀勢の里が横綱に昇進して以降
・横綱勝率:0.514
・連続休場場所:8場所
・1場所金星配給:5個
・金星配給率:0.405
・初日から連敗:4連敗
・連敗数:8連敗(不戦敗除き7連敗)
これらの記録は、年6場所制となった横綱として全て最低記録である。
稀勢の里がもたらす独特な空気感、そしてかつての代名詞である『期待の裏切り』が思い返せば何だかんだで好きだった。
それが稀勢の里という力士だったから。
後にも先もこのような力士はいないのではないだろうか。
しかしそれすらも失われてしまった。
そんな稀勢の里の相撲など観戦したくはない。
ファンを惹き付けることのできない稀勢の里など存在する意味がない。
稀勢の里よ。
決断してくれ。